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藍藻や有毒藻類 Toxic algaeに気を付けて!犬の水浴び注意!池や水辺の藻が犬には危険な理由
2019年8月、アメリカ カリフォルニア州のウィルミントンという場所にある池で愛犬3匹を遊ばせたところ、水遊びから15分経ったころに愛犬の一匹が発作を起こし、続いて二匹も同様の症状に見舞われました。
飼い主はすぐに獣医に連れていきましたが、肝不全の兆候が見られ手の施しようがなく3匹全てが同時に死んでしまうという衝撃なニュースが入りました。
そして、その原因が池の「藻」だったというのです。
How to spot toxic algae that can be fatal to your dog https://t.co/ZbeuGw8PAZ pic.twitter.com/4cL2cUa5lp
— WLKY (@WLKY) August 12, 2019
恐ろしい殺犬藻の正体は?
この恐ろしい藻は池に生息していた藍藻「らんそう」、または藍色細菌と言われるもので、藍藻から出た毒物によって、犬は死亡してしまったそうです。
藍藻 wiki
藍藻
らんそう
細菌
学名: Cyanobacteria
分類階級: 門
上位分類: Eubacteria
英語では、全般的に有毒藻類 Toxic algaeと呼ばれ注意喚起されており、水の華 Toxic algae bloomという状態では、シアノバクテリアなどの微小な藻類が高密度に発生し、水面付近が変色する現象のことを言い、大量発生すると湖沼では、アオコ、海では、赤潮と呼ばれ、悪臭の原因になったり、毒性を持つシアノトキシンという種が含まれたりすることで、大きな環境被害となることが知られています。
有毒藻類 Toxic algaeの毒性はコブラの毒より致死率が高くなることもあり、コインぐらいの大きさを食べてしまっただけでも大型犬が死んでしまうほど強力な神経毒素が含まれているのだそうです。
突然の発作や嘔吐、下痢、壮絶な苦しみを伴い、治療が間に合わず命を亡くしていくワンちゃんが毎年いるというから非常に恐ろしいのです。
犬だけでなく、人間、ましてや子供にも影響がないはずがありません。この事が広く周知され、危険な場所では遊泳させないように注意喚起をする必要があります。
Toxic algae bloom 画像
有毒藻類 Toxic algae 動画
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