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「アウターライズ(海溝外側)地震」が発生?アウターライズの意味は?
アウターライズ地震の意味
アウターライズ地震とは、英語でouterrise earthquakeと言います。アウターという言葉から何となく外とか外側というイメージ出来ると思います。
アウターライズとは、海溝の陸から見て外側(アウター)にある盛り上がった地形を指す言葉です。盛り上がった地形を海溝外縁隆起帯と呼びます。
すなわち、アウターライズ地震とは、海溝外縁隆起帯で起こる地震のことを意味します。あまり、普通の地震と差別化したことがないと思いますが、アウターライズ地震の特徴として次のことが挙げられます。
アウターライズ地震の特徴
●アウターライズ地震は外側の、陸地からは離れた場所で発生するため、陸地での揺れは比較的小さい
●反面、浅発地震の場合は海洋底を強く動かすため津波は大規模なものになりやすいという特徴があります。
●顕著な例としては1933年の昭和三陸地震や、2011年3月11日の地震もことタイプと推定されています。
アウターライズ地震は、いわゆる海側のプレートの地震(海溝型地震)と陸側のプレートの地震とペアになって起きます。
海溝型地震は、太平洋プレートが北米プレートの下へ潜り続けることによって、2つのプレートの境界が耐えられなくなり、地震となって力を放出する。
それに、北米プレートという重いものが太平洋プレートの上に乗っかった状態となり、その重さに耐えられなくなって起こるのが、アウターライズ地震と言われているそうです。
このアウターライズ地震が巨大地震の前兆と騒がれているようですが、詳しいメカニズムは解明されていないのが現状です。非常事態が来たら、常に万全の体制で対応できる準備を心掛けたいですね。