ガルーダ・インドネシア航空421便不時着事故(ソロ川不時着水事故)とは?発生場所や発生日時はいつ?本当にあった(秘)ミステリー!

ガルーダインドネシア航空421便の航空事故とは?インドネシア上空で起こった両エンジン停止のメーデーから奇跡の不時着まで!ツイッター写真あり

番組概要

【地上波初放送!戦慄の航空パニック】ガルーダインドネシア航空421便は、インドネシア上空を飛行中、巨大な嵐に巻き込まれた!さらにまさかの両エンジン停止。電力も失い操縦困難な状況に!管制塔へ緊急着陸を要請するも、レーダーが届かず、乱気流の中で孤立…。降下を続ける421便。付近に緊急着陸できる空港もない絶体絶命の状況…。乗客乗員60名の運命を委ねられた機長は、奇跡の不時着に挑む!

ガルーダ・インドネシア航空421便不時着事故とは?

ガルーダ・インドネシア航空421便不時着事故(ソロ川不時着水事故)

発生時期:2002年1月16日
発生場所:インドネシア 中部ジャワ州ソロ川
天候:激しい雨
事故概要:ひょうによる両エンジンのフレームアウト
機種 ボーイング737-3Q8
運用者 ガルーダ・インドネシア航空
機体記号 PK-GWA
出発地  セラパラン空港
目的地  アジスチプト国際空港
乗客数 54
乗員数 6
死者数 1 (客室乗務員)
生存者数 59

事故の詳細は?

2002年1月16日、ガルーダ・インドネシア航空ボーイング737型機 421便はセラパラン空港を出発し、アジスチプト空港へ向かい飛行していました。天候は雨季で不安定でインドネシア上空を飛行中、嵐の目に遭遇してしまします。

乱気流で激しく揺れた機体に強い雨風と硬いひょうが打ち付け、やがて操縦困難に陥り、両側のエンジンまでもが燃焼停止。パイロットたちはエンジンの再始動を試みるも2回とも失敗、APUという補助動力装置を起動しようとした時に機体が全ての電力を消失し、エンジンからの電源供給を失ってしまいます。もはや操縦困難という絶対絶命の状況に陥ります。

しかし、唯一幸運だったのは視界が良好だったこと。パイロットたちは田んぼを発見します。不時着出来るところを絶対絶命の混乱の中から見つけだしたのがソロ川でした。ソロ川への着水を決断し、機長の操縦で見事成功させたのです。のちに見つかった421便のボイスレコーダーは、嵐に突入した辺りから、機体に打ち付けた激しい雨風や雹による酷い雑音のため、パイロットたちの会話はほぼ聞き取り不能だったそうです。

原因は?

気象レーダー上の安全なルートだったはずが、雨雲によってレーダー波の届かない影の部分であり、実際には嵐がかなり激しい場所であった事が事故が発生してしまった根本的な原因とされています。

機体が想定している降水量を遥かに超える降水とひょうを吸い込んだエンジンは機能不全となり、オーバーヒートを起こしてしまいます。運悪く、事故機に搭載されていたバッテリー端子のひとつに問題があったため、エンジン再始動が叶わなかったと調査結果として推測されています。

操縦していたパイロットは?

絶望的な状況下でもパイロットたちは最後まで諦めず、結果的に一名が命を落としたものの、機長はソロ川への着水を成功させ、後に副操縦士と共にインドネシア政府から表彰されている。

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