市橋正太郎アドレスホッパーとは?住民票や住民税は払わなくていい?若者に急増中の新しいライフスタイルのメリットやデメリットは?

アドレスホッピングとは?address hopperを実践するため必要な仕事環境は?地域活性化に期待

 

3/23 (Sat) 日テレ 23:00 ~ 23:30 (30分)マツコ会議 最新ライフスタイル!自宅を持たずに転々と暮らすアドレスホッパーって?

 

 

番組概要
自宅を持たずにホテルや友達の家などを転々しながら生活する「アドレスホッパー」を深掘り!新しいライフスタイルにマツコも驚愕!!でも意外に…

 

 

今、巷では「定住しない若者たち」が増えているそうです。そして、彼らは「アドレスホッパー」呼ばれているそうです。

 

 

アドレスホッパーとは?

自宅を持たずにホテルや民泊、シェアハウス、友達の家などを転々しながら生活する人のこと。定住しない人。

 

 

address hopper 英語の意味は?

英単語のそれぞれの意味は、

 

 

address:住所

hopper:(次から次へ)歩き回る人、ぴょんぴょん跳ぶもの

 

 

ということで、「住所を転々とする人」という二つの意味を合わせた造語です。

 

 

同じ用途で、job hopper「ジョブホッパー」という言葉もあり、意味は「転職を繰り返す人」です。

 

 

アドレスホッパー ホームレスなのか?

アドレスホッパーは、ホームレスとはどう違うのか?という素朴な疑問が生まれます。

 

 

お金がない、頼る人がいないと末路は「ホームレス」なのでは・・・と予測されますが実質的にアドレスホッパーをする人の理由として、

 

 

1. 経済的に困窮している人

2. 究極のミニマリスト

3. 放浪癖のある人、縛られたくない人

4. DV夫など、何かから逃げている人

5. してみたかっただけという興味本位

 

 

のおおよそ、5種類に分類できるかもしれません。

 

 

しかし、「アドレスホッパー」という最新ライフスタイルのカテゴリーでポリシーを持って住所を持たず転々としている人たちは、3の放浪癖のある人、縛られたくない人に一番近いのではないでしょうか。

 

 

京都大学経済学部卒の自称アドレスホッパーを名乗る市橋正太郎さんは1年間アドレスホッピングして、アドレスホッパーのコミュニティーを作り、AddressHopper Inc.という会社も作り、CEOをされているようです。

 

 

市橋正太郎さんはNHK等メディアなどでも多数紹介され、マーケットコンサルティングで独立し、AbemaTVを立ち上げ勢力的に活動し、アドレスホッパーという概念作りや、新しいライフスタイルの提案・普及されているようですが、彼らが唱えるアドレスホッパーのメリットを見てみましょう。

 

 

アドレスホッパー メリット

●自宅は引きこもりがちになる

●場所に縛られない住まい方や働き方が出来る

●いつでもどこでも近くのホテルに泊まれるので、終電に間に合わないという事態にならない

●家を持たない環境だと色んな場所に行くことが出来る→視野を広げることが出来る

●ガス・水道など光熱費がかからない

●NHK受信料を支払わなくていい

 

 

若者だからこそ出来る「バックパッカー」的思考と似ていますね。

 

 

働き方改革で副業も解禁され、フリーランスも増えた=住むところも自由がきくという流れがアドレスホッパーを加速させているのではないでしょうか。

 

 

本来、社会に出ると「会社」という場所があり、「縛られる」代わりに「お金」を与えてくれるという絶対的な軸が崩れ、会社はいつ首になるか分からず、給料も上がらない。

 

 

そもそも、会社に「正社員」として働くことがままならない不安定な社会となったからこそ、「安定=幸せ」という価値観も崩れ去り、それだったら自由を謳歌しようじゃないかという若者が増えたのではないでしょうか。

 

 

そして、「フリーランス」という枠の仕事も増え、サラリーマン勤めをしなくても、それなりの収入で暮らして行ける、確かに2、3年だったら自由を謳歌し楽しめそうです。

 

 

しかし、住所がないと色々と不便を強いられます。結婚をして、子供がいると現実的には難しいでしょう。

 

 

アドレスホッパー デメリットとは?

●住所がないと、信用がない(いつでも夜逃げされると思われる)

●役所や税金関係がややこしい

●毎回、荷造りや引っ越しが面倒

●多くの物や家具を持てない

●火災保険や倒壊など家の保険がない

●結婚のハードルが上がる

●子育てが出来ない

●会員登録が出来ない、住所変更が面倒

●治安が心配

 

 

 

 

やはり、否定的な意見が多いようですが、アドレスホッパーを実践するためには相当なエネルギーが必要になります。

 

 

そもそも、「定住する」のが当たり前の世の中で、「遊牧民」の様に新しい資源や食料を求めて移動せざるを得ない以外に、常に衣食住を変える必要性が見当たりません。長きにわたって「定住」が浸透するのは必然と言えるでしょう。

 

 

発想の転換でアドレスホッパーを見ると、「自由や冒険を追い求める」以外にアドレスホッパーを好んでする理由や効率性が見当たりません。

 

 

「失うものがない」という人や「お金がありあまっている」という人はより、実現可能でしょう。

 

 

唯一、このアドレスホッパーの普及に希望を見出すとしたら「地方活性化」かもしれません。

 

 

家を持たず、どこにでも移動できる人が田舎に行くことで、人口が都会から田舎へ流入する足掛かりになれば・・・それはとても素晴らしいことですね。

 

 

しかし、現実的にその田舎に魅力がなければ、定住には至りません。

 

 

例えば、沖縄など南国好きにはたまらない環境なら、アドレスホッパーがきっかけで定住もあり得るかもしれませんが、その辺の他愛もない田舎なら、旅館やホテルなど短期ベースで潤って終わりが関の山。

 

 

そもそも、魅力がないから人口が流出してしまったわけで、田舎に数週間、数か月ふらっとやってきて住民税も払わず、期間限定で住むことに真の地域活性化は見出せない気がします。

 

 

特に、日本は「家を守る」「家を継ぐ」思想が強く、なかなか土地を手放しません。不動産市場が滞り、経済悪化の一因にもなっていますが、この点で考えると、アメリカなどは「家を売る」ことに抵抗があまりなく、中古物件市場も活発、仕事さへ見つかれば好きなところに移住する遊牧民的なところがあります。

 

 

短期ベースのアドレスホッパーというより、遊牧民的な思想が浸透し抵抗がなくなること、そして、人とカネがもっと自由に動くことが地域活性化に必要なのかもしれません。

 

 

アドレスホッパー 住民票

残念ながら固定住所がないから「住民票」もなく、「住民税」もかからないと安易に考えることは出来ません。

 

 

収入があれば、それに見合った税金を納める必要があります。

 

 

日本に在住している限り、住所は必ずどこかにあるはずで、アドレスホッパーの人は説明がつく実家に住所を置くしか選択肢はないように思います。

 

 

アドレスホッパー 仕事

アドレスホッパーをするには、ある意味、仕事を選ばなければいけません。

 

 

観光地に限られますが、行きたい場所を決めて、リゾートバイトなどを探すというのも一つの手段です。

 

 

十分な蓄えでアドレスホッパーを期間限定でするなら放浪者学生にしか無理ですが、お金と仕事があってあえてアドレスホッパーをする人は、リモートで仕事が出来るライターやIT関係など、ある意味、限られるのではないでしょうか。

 

 

アドレスホッパー 迷惑

アドレスホッパーの手段として「友達の家を転々とする」という方法がありますが、友達の立場からすると、「迷惑」という声があがっているようです。

 

 

確かに、人類皆友達的平和主義でないと、いくら友達と言えどもただで数か月住まわれるのは抵抗があるのではないでしょうか。

 

 

近隣住民の視点で言えば、新しい人が短期ベースで出入りする状況も不安がつのります。民泊でも事件が起こったりしていますね。

 

 

市橋正太郎 テレビ出演

 

 

ギャル漫画家の浜田ブリトニーも確か、スーツケースひとつで友達の家やカラオケ店を転々として暮らしていたと記憶しますが、現在は子供もいて定住しているようですね。

 

 

最初にアドレスホッパーと聞いた時に、浜田ブリトニーみたいな人の事かと思いましたが、浜田ブリトニーは自称「ホームレス」でした・・・。

 

 

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現時点ではネガティブな意見の方が世間的には圧倒的に多い印象です。是非、アドレスホッパーが個人だけではなく、社会にどんなプラスがあるのか、市橋正太郎のCEOとしての意見を聞きたいですね!

 

 

市橋正太郎さんが番組でアドレスホッパーの概念や魅力について語るのを楽しみにしましょう。