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ティナギブソン(Tina Gibson)とベンジャミン(Benjamin)夫婦が奇跡に遭遇!25年間凍結保存されていた受精卵を移植し無事エマちゃん( Emma Wren Gibson)を出産!科学史上初
2人に訪れた奇跡のストーリーとは?
アメリカ・テネシー州東部に住む26歳のティナ・ギブソンさんと33歳のベンジャミンさんは夫婦で子供を望んでいましたが、夫ベンジャミンさんは不妊の原因となる嚢胞性線維症を患っていたため子供を作ることができませんでした。
ふたりは、受精卵の里親(embryo adoption)という方法があることを知り、凍結胚移植を決断します。そして、たまたま選んだ受精卵が25年前のものだったというのです。夫婦は、健康で自分たちの遺伝子に似た受精卵(胚)を300余りの提供者のリストから選んだそうです。
結果、25年前の1992年10月14日に1組のある匿名カップルから提供された受精卵だということが分かりました。25年前ということはもちろん事前に知らされていて不安を覚えながらも挑戦したティナ・ギブソンさん・・・
2017年11月25日 奇跡の日
11月25日、ティナ・ギブソンさんは無事エマ=レンちゃんを2950gで出産しました。全米受精卵提供センターから提供された受精卵は、25年前の1992年10月14日に凍結されたもの。
2017年3月13日に解凍され2017年11月25日に、新しい命としてこの世に誕生しました。
もしかしたら、親友になっていたかもしれない二つの命は、現代科学の発達で25年の時を経て親子として出会うことになる・・・本当に不思議ですね。
長期間冷凍保存された胚が生存可能ということを証明した
過去に20年前の凍結胚を移植した女性が妊娠・出産に成功したという記録があったので、今回は5年記録更新し、世界最長記録となりました。25年もの間、凍結し、長期保存されていた受精卵が生存する証明となったので不妊治療に携わる人や必要としている人には朗報と言えるでしょう。倫理面でまだまだ課題は残りそうですがアメリカでは問題がないということですね。
夫婦は同じ提供者からの受精卵で再び妊娠に挑戦することも検討しているそうです。そうなるとエマ=レンちゃんにとっては本当の兄弟となるのですね!
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