フロイド・マーティン(Floyd Martin)地元に愛された郵便配達員の退職に起きたサプライズが感動すぎると話題
フロイド・マーティンさんはジョージア州マリエッタというところで郵便配達員として長年勤め、地元の人々にとても愛されていました。
そんなフロイドさんが1985年から働き始めた郵便局を35年間勤めたのち配達業務を引退することに・・・。
しかし、配達業務の最終日の木曜日。フロイドさんには飛びっきりのアンビリバボーなサプライズが待っていました。
今回は実際に起こった心がほっこりする出来事をご紹介します。
マーティンさんは郵便配達員として20年間、マリエッタのルートを担当し、毎日同じ道を通り、そのルートに住む人から長年かけてマーティンの人柄が愛されるようになったと言います。
近所の人々は「マーティンさんは家族の一員のよう」「彼は特別」。
そしてマーティンさんも「みんなに出会え親しくしてくれたたことが一番最高の仕事だった」と語っています。フロイドさんも住民の人に対し、「彼らは自分が一人じゃないと教えてくれる、そしてディナーにも招待してくれる、配達トラックが故障したら助けてくれる」ととても感謝し信頼しています。
フロイドさんとの間に大きな信頼関係を築いていた住民の人々は、数か月前にフロイドさんが退職することを耳にしました。そして、マーティンさんに今までの感謝の気持ちを伝えるためにある大きな計画を立てたのです・・
マーティンさんの担当ルートにはおおよそ500人ほどの人々が住んでいます。そして大きな計画を主催した有志のグループは、全ての人にこの大きなサプライズに招待しました。
有志グループは皆にマーティンさんの最終日に各家の郵便ポストを飾るようお願いし、ポットラックと呼ばれる持ち寄りパーティーに招待しました。
そして、近所をいくつかのゾーンに分け、犬の散歩をしながらポットラック招待のチラシを入れたり計画をしましたが、一体どれだけの人が郵便受けを飾り、ポットラックパーティーに来てくれるのか不安だったそうです。
そして、マーティンさんの最終日、みんなの郵便受けは・・・
世界最高級のポストマン!
風船を飾り郵便受けはUSPSのトラックに変身!
愛をこめて♡
そして、集まるか心配していたポットラックにはこんなに大勢の人が!
“Mr. Floyd is our hometown celebrity,”はTwitterでも拡散され、全米に感動を呼ぶニュースとなりました。
Did you hear about beloved ATL mailman Floyd Martin? His story went viral after residents raised money to send him to Hawaii for a retirement trip. He joined @OSTtalk to talk his career — and OTHER parts of his life, including his time as an activist: https://t.co/o43OmqhMrO
— Emilia Brock (@emiliabrock) 2019年6月26日
別の住民は「GoFundMe」で募金を募り$13,000を集め、勤続年数35年のマーティンへのお礼としてハワイ旅行をプレゼントしました。
有志グループはそこに住む人々の人生に触れた人のために相応しい見送り方だったと語っています。
ある住民は言います。
「いつどのようにマーティンに出逢ったのかた覚えていないが、多分3年目頃に私たち家族にとってマーティンは大きな存在となった。それは、3歳の娘が職業の勉強をする学校のキャリアーデイでポストマンのMr. Floydの恰好をし、そして、娘の誕生日パーティーにマーティンがきたことだ」
マーティンは誕生日や祝日、スポーツ大会での勝利や卒業など多くのイベントを彼の担当ルートに住む人々と喜び合い、祝いました。
子供たちの卒業式には贈り物を届けたり、誰かが卒業すると郵便ポストに20ドル入れてお祝いしたそうです。そんな風に祝ってくれるマーティンを子供たちも大好きでした。
マーティンはみんなが飼っているペットも大好きでした。猫に餌をあげたり、犬にご褒美をあげたり可愛がっていたそうです。そして、飼っていた犬が死んでしまった時、マーティンも一緒になって泣いて悲しみました。
マーティンは郵便だけでなく、人々の心にも寄り添っていました。辛い時期を過ごしていた人はフロイドが見つめながら「フロイドに話してみな」と大きく受け止めてくれ、気持ちが楽になったと言います。
マーティンは老人に対して特に親切でした。母親が多発性硬化症に罹患していたとき、彼女は頻繁に転倒していましたが、マーティンが倒れそうになる母親を2度助けたことがあるそうです。
別の隣人は現在45歳ですが、大学にいる頃から祖母がマーティンの賞賛を歌ってきたと言います。
認知症を患い視力が非常に弱くなってしまった祖母はそんな状態でもフロイドを認識しているそうです。きっと、木曜日に二人で撮った写真は祖母の記憶を留める手助けをするでしょう。
一人の郵便配達員がここまで深く皆の心に触れ、感動を得られることがあるでしょうか。
配達業務が忙しすぎて郵便を捨ててしまうご時世にマーティンはその仕事にプライドを持ち、出会う人全てに共感し、嬉しいことや悲しい事を分かち合い生活を共にしてきました。
本当はもっと早くに配達業務を引退することが出来たそうですが、マーティンもみんなが好きだったからしなかったそうです。
そんな彼の姿に人々も心を開き、マーティンの長年の真摯な公務にとても感謝しています。
そして、マーティンもみんなが開催してくれたお見送り会は今までで一番うれしいことだった、そして、これからもお互いに気にかけながら、自分を思い出したときは笑ってくれたらと語っています。
マーティンの次の担当の人はある意味プレッシャーですね!
ということで、今回はこんな風に生きることが出来たら素敵だなと思わせてくれるアンビリバボーなお話を紹介しました。