爪はがし事件の真相とは?北九州八幡東病院で起こった衝撃事件は冤罪だった!?爪はぎ看護師と呼ばれた上田里美(うえださとみ)さんの現在は?



上田里美さん北九州爪ケア事件で逆転無罪!黒崎合同法律事務所 女弁護士 東敦子(ひがしあつこ)さんとの闘いとは?

7/5 (木) 関西テレビ 19:57 ~ 20:54  奇跡体験!アンビリバボー【実録!虐待疑われた看護師と女性弁護士の戦い!!】

番組概要
有罪率99.9%の壁を破れ!!爪はぎ看護師と呼ばれ世間からバッシング!仲間と家族の支えでむかえる奇跡の結末とは!?3年2ヶ月の壮絶な全記録!

2007年6月25に北九州八幡東病院で起きた「爪はがし事件」のことは覚えているでしょうか。

あまりにも衝撃的でテレビやマスコミがセンセーショナルに報じたので記憶がある方も多いのではないでしょうか。

その事件の容疑者となったのは同病院の東6階病棟の責任者である上田里美監護課長で、上田里美さんは、6月8日から15日にかけて、入院している認知症の老人患者4人の足の爪をはがしたことが病院からの公表で事件となりニュースで取り上げられました。

今回は、上田里美さんと「爪はがし事件」について詳しくご紹介します。

上田里美さん 「爪剥がし」事件 wiki情報

2007年6月8日から15日にかけて北九州八幡病院の東6階病棟の責任者である上田里美看護課長は、認知症の89歳と70歳の計2人の女性患者の足の親指と中指の爪計3枚をはがし出血を伴う10日間のけがを負わせたとして傷害容疑で逮捕されました。

そして、北九州市の第三者機関・尊厳擁護専門員会は、看護師による爪切り虐待を認定しました。

上田里美さんの判決は「有罪!?」

同僚からの新聞社への告発から、北九州八幡東病院は記者会見を開き「認知症高齢者の爪をはがす虐待が院内であった」と告白し、謝罪しました。

そこからマスコミやメディアが一気に動き出し、警察も捜査に入り1週間後には上田さんは逮捕されてしまいます。

女性弁護士 東敦子さん

この事件の担当をした弁護士は女性で、弁護士歴7年目の東敦子さんという方でした。

面会で上田さんの話を聞く内に、世間で報道されている様な事件性とはかけ離れていて、これは冤罪の可能性があると感じたそうです。

当時、フットケアという処置はまだ浸透していなかったのです。

加えて、この事態に関わった人たちは専門外の人ばかり。

このため、当初はケアだったと語っていた上田さんですが、「人として、その行為はどうだったか」と日々警察の取り調べのプレッシャーを受ける内に、徐々に気持ちが折れていきました。

東弁護士の面会にも応じず、罪を認めてしまって楽になりたいと沈んでいたそんな時、医療専門の弁護士が面会に訪れたそうです。その方の名前は、荒井弁護士。

上田さんの看護師としてのプライドを思い出させてくれ、自分が行った行為はケアで患者さんのためだったと思いだしたのです。

荒井弁護士は執拗な取り調べに折れそうだった心を、再び立ち直らせてくれました。

罪を認めそうな状況から一転、上田さんは強い心で再び、否認を示しました。

東弁護士は上田さんの行為が虐待でないことを証明するために、爪に関して日本有数の権威である医師や看護学の第一人者と称される教授に協力を得ました。

医師や教授は彼女の行為がケアであると法廷で断言してくれました。

また、爪ケア事件を考える会が発足され、上田さんが行ったケアが傷害罪に問われていることの理不尽さを訴え、この国の看護という職業のために、ともに闘いました。

否認を続ける勾留は続きましたが、逮捕から102日、起訴から81日後、上田さんはついに保釈されました。

上田さんの長女の当時の日記には、

「7月2日 急にやってきて家族の絆を壊そうとしている。絶対に勝ってやる。警察もマスコミも何も信じない。一部抜粋

と記されているそうです。

一方、上田さんは取り調べの検事から「あなたと検察側の全面的なけんか」とまで言われ、精神的にも辛い日々を送っていました。

新たな戦いの始まり 第一審

第一審を迎え、上田さんに下った判決は、

懲役6か月、執行猶予3年という残酷なものでした・・・。判決文の内容は驚くべき内容でした。

論点は上田さんの行為が虐待だったのか、ケアだったのかが争点のはずが、行為自体はケアだが、上田さんには悪意があったと判決を下したのです。

上田さんだけが損をして、当初、否定的にとらえ、深く調査することもなく記者会見を開いた病院や関係者、また起訴した検察にとっても、面子をつぶさない様な判決だったのです。

到底理解できない判決に、即日控訴しました。

日本の刑事裁判の有罪率 99.9%

第一審で有罪判決が下された上田さんでしたが、「これはやっぱり違うということを患者さんの為・医療界・看護会の向上のためにも戦わないといけない」という思いから控訴することになりました。

控訴の経験がなかった東さんは躊躇したそうです。ただでさえ、上田さんの事件で時間が取られ、事務所の売り上げに貢献出来ていない状態が続いていたからです。

しかし、東弁護士の同僚は、無罪を勝ち取れと心強いサポートと後押しをしてくれたそうです。

この事件は実は見る人が見れば、虐待なんかではなく、フットケアだったということは明らかだったそうです。

そして、上田さんの旦那さんや当時15歳の長男と13歳の長女も、上田さんの無罪を信じ一日も学校を休まず応援したそうです。

爪ケアの会や看護協会からも引き続き積極的な支援が続けられ、上田さんの無罪を願う署名が3万枚を超えました。

控訴、そして勝ち取った逆転無罪!

控訴審の判決は「無罪」。ついに、有罪率99.9%の壁を打ち破り、やっと当たり前の判決が下されました。

2010年9月16日に福岡高裁の判決において、看護行為として必要性があり、手段や方法も相当であり正当業務行為として違法性が阻却されるとして無罪判決をくだし、検察は上告を断念して無罪判決を上田さんは見事、勝ち取りました。

ここに至るまでの時間は3年2か月。

上田さんが「無罪」を勝ち取ったフットケアについて

高齢者の爪は白癬菌に感染しやすくなり、人によっては少しの刺激で剥がれ落ちてしまうこともあり、歩く機会がすくなくなると巻き爪になって肉に食い込むこともあります。

また、老化とともに厚さが出てきてしまい、肥厚爪や深爪となり爪切りニッパーなどを用いて適切なフットケアが必要になってきます。

上田さんは、新しい病棟に異動になり、ほとんどの患者さんの爪が伸びていて危険な状態にあることを確認しました。

上田さんはその病院ではベテランです。後輩や部下の見本となるようなケアをしなければいけないと思い、医師からフットケアの指示はありませんでしたが、フットケアを看護の一環として自ら始めた行為だったのです。

そんな上田さんに対して、上司からは「ケアの必要はない」と止められたにも関わらず、ケアを続けました。

その理由は、認知症でご自身の意思表示が難しい患者さんであったことがあります。患者さんのために、フットケアの処置を続けたと語っています。

実際にこのニュースを見た日本赤十字大学の川嶋みどり看護学部長は、患者さんの足の爪の写真を観て、下から小さな爪が生えてきていることを確認しており、適切なフットケアが行われていたことが直感的にわかったと発表しています。

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上田里美さんの現在は?

2011年11月に上田さんの4年半にも及ぶ闘いが勝訴という形で終結しました。

刑事事件が無罪に、福岡市から出ていた虐待認定が解除、そして、病院からの懲戒解雇も和解となりました。

しかし、傷ついた心と名誉の回復には相当な時間がかかるでしょう。

上田里美さんの爪はがし事件 まとめ

この事件を振り返ると、知識不足や誤解から、ケアとして行っていた処置が、愉快犯やストレス発散のはけ口だと認定され、瞬く間に犯人に仕立て上がられていきました。

どれだけの人があの事件は「冤罪」だったと知っているでしょうか?

その後の報道があまりなかったように記憶します。

その後、保釈された上田さんは、裁判で戦いながら求人誌にのっていた病院の面接を受け、看護師としての信念を貫くため看護師として就職されたそうです。

上田さんが勝訴をしたとき、記者から「病院や市から謝罪してほしいですか?」という質問があったそうです。

上田さんは「言葉での謝罪にはこだわりません」と回答されたそうです。人を恨んだり、憎んだりする様な人ではないのです。

傷ついた名誉も「これから一生懸命働いて回復していくしかない」と答えてらっしゃいます。もともと患者さんのためにという思いで行動された事。

上田さんにとっては、名誉なんて最初からどうでも良く、もっと高い志のもとで看護師という職務についてらっしゃるのかもしれませんね。

事件を振り返り、上田さんは色んな人から助けられたと感謝しています。

信じて待っていてくれた家族、看護師学会、爪ケア協会。そして、新米弁護士ながら懸命に上田さんの無罪のために闘ってくれた東敦子さんには一番感謝していると語っていました。

この事件から、爪ケアのマニュアルが作られたそうです。しかし、上田さんは、インフォームドコンセントやマニュアルに対して懸念を示しています。

インフォームドコンセントとは、治療に際し、医師が患者に十分に説明し同意を得るということですが、そういうルールを作ることによって、自分たちで自分たちの首をしめている気がするとおっしゃっています。

一番大切なのは、患者さんをきちんと見つめて、理解して自分の経験値を高めていくことが大切、そしてインフォームドコンセントよりもコミュニケーションの方が大事なのではないかと語っています。

患者さんのためにという気持ちを持った看護婦さんが一人でも多く生まれる病院や社会が増えることを願わずにはいられません。

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