年賀状のマナーを知ろう！上司に送っていいのはどれ？謹賀新年・賀正・迎春・あけましておめでとうございます！この差って何ですか?SP

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1 元旦と元日の違いは知ってる？賀詞(がし)って何？A Happy new yearとHappy new yearの違いなどお正月の豆知識

元旦と元日の違いは知ってる？賀詞(がし)って何？A Happy new yearとHappy new yearの違いなどお正月の豆知識

12/18 (火) ＭＢＳ毎日放送(Ch.4)　19:00 ～ 20:57 　この差って何ですか?SP

番組概要
★しめ飾りに鏡餅縁起がいい正月と悪い正月の差★「謹賀新年」「賀正」「迎春」「あけましておめでとうございます」上司に送っていい悪いの差★生さんま解凍さんまの差

番組詳細
ちょっと早めのお年玉！番組の中で視聴者のみなさんも参加できるクイズが出されます！ポイントを達成した人の中から抽選で番組オリジナルクオカードが当たります★ｄボタンで参加しよう!

お正月の季節がやってきましたね。最近は年賀状の再ブームが来ているのでしょうか。年賀状が書きたくなる季節です。

テクノロジーが発達すると、ノスタルジックな世界が恋しくなり昔に帰りたくなるものですね。カメラでもポラロイドブームが来ました。

今回は、年賀状を描きたい衝動にかられる前に知っておきたい知識をご紹介します。

マナー講師として活躍する岩下宣子(いわしたのりこ)さんが分かりやすく説明してくださいます。

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上司に使ってはいけないお祝いの言葉のマナーがあったなんて驚きですが、知っていると株が上がるかもしれませんよ！

謹賀新年・賀正・迎春・あけましておめでとうございます

「賀正」「謹賀新年」「迎春」はお正月の季節になると良く耳にしますね。年賀状によく使われるお祝いの言葉です。

これらの言葉は、本来は年賀状に限らずお祝いで用いられる言葉で、総称して「賀詞」と呼びます。

賀詞とは

読み方は「がし」

祝意を表す言葉。祝詞(しゅくし)。賀辞。

ところで、「賀詞」には、一文字のもの、二文字のもの、四文字のものが存在します。そして、驚くことにそれぞれの言葉に意味があるのです。

そして、それぞれ、使い方には立場が関係していきます。

賀詞　一文字のもの

使い方

目上の人から目下の人へ。部下や同僚、目下の方や友人などに適した言葉。

「賀」の意味

おめでたいですね

「寿」の意味

おめでたいですね

「福」の意味

おめでたいですね

「春」の意味

新年のこと

「禧」の意味

喜びや幸せのこと

では、続いて2文字のものを見て行きましょう。

賀詞　二文字のもの

使い方

目上の人から目下の人へ。部下や同僚、目下の方や友人などに適した言葉。

「賀正」の意味

正月を祝います

恭賀辛勝新正を省略可したもので、

「恭」⇒敬う

「賀」⇒祝う

「新」⇒新た

「正」⇒正月　をそれぞれ意味しています。

簡略化された「賀正」は、敬う意味が省略されているので上司には失礼にあたります。

「新春」の意味

新しい年ですね

「慶春」の意味

新年を喜んで祝うこと

「初春」の意味

新年のこと

「迎春」の意味

新年を迎えましたね

「迎春万歳」の省略可で、「万歳」はそもそも古代中国で、皇帝の世が栄えていたことを祝うのに下々の人々が使っていた言葉で、意味は「いつまでも栄えていてほしい」という意味なのだそうです。

しかし、簡略化された「迎春」のみだと、目上の人に送るのは失礼に当たります。

「寿春」の意味

新春を祝うこと

「賀春」の意味

新春(新年)を祝うこと

「頌春」の意味

読み方は「しょうしゅん」。新年を讃えること

なるほど、では、3文字は飛ばして、最後に4文字のものはこちら。

賀詞　四文字

使い方

目下の人から目上の人へ。上司や恩師、取引先など目上の方に適した言葉。

「謹賀新年」の意味

謹んで新年をお祝いいたします

「謹賀新春」の意味

謹んで新年をお祝いいたします

「敬頌新禧」の意味

読み方は「けいしょうしんき」。恭しく新年の喜びをお讃え申し上げます

「恭賀新年」の意味

うやうやしく新年をお祝いいたします

ということで、上司に送る賀詞でOKなのは四文字の賀詞のみ。一文字・二文字の賀詞はNGです。

その他に注意したいことは、二重賀詞と忌み言葉。

二重賀詞とは

「賀正」「迎春」など、めでたい表現を二重に使うことなので、タブーとされています。

忌み言葉とは

結婚式やおめでたい席での縁起の悪い言葉はNGです。年賀状でも同じです。

下記の様な言葉は忌み言葉と言われています。

無、失、往、苦、終、滅・去る・切る・帰る・滑る・落ちる・転ぶ・躓(つまず)くなど。年賀状では、トリッキーですが「去年はお世話になりました」の「去」などが気付かずに使われてしまうことが多いです。

近況を報告するとき、うっかり「体長を壊して」と言ってしまいそうですが、「壊」も忌み言葉で良くありません。ちなみに、上司に対して、自分や家族の写真を入れたり、グリーティングカードサービスを使用したり、年賀状で印刷した近況報告はNG、失礼とされていますのでご注意を。

最後に、「あけましておめでとうございます」を見てみましょう。

あけましておめでとうございます

当たり障りのない言い方の様に聞こえますが、目上の人を敬う言葉が「ありがとうございます」の中にはありません。

そういう点から、上司や目上の人に対して使うのは失礼にあたると考えられています。

「元旦」「元日」の違いは？

「元旦」と「元日」の違いは何なのでしょうか。

まず、違いは「旦」「日」ですね。

「旦」という言葉には「夜明け・日の出」＞＞＞「一月一日の朝」という意味です。

一方、「元日」は「一月一日終日」を意味しています。

「元旦」と「元日」だと、どちらかというと「元旦」という言葉の方がよく使用されている気がしませんか？

違いを分かって使い分けている人にとって、これは、「一刻でも早く新年のあいさつや敬う気持ちを相手に伝えたい」という思いからです。

しかし、配達が遅れたとかではなく、一月一日に絶対に到着しないだろう年賀状に、「元旦」と「元日」と書いてしまうのは、無知だと思われてしまう可能性もあるので、避けた方がよいでしょう。

その場合は、

・平成○○年　1月　

・平成○○年　1月　吉日

・平成○○年　正月

という表現を使うと良いそうですよ！

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