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キャサリン・グラハムの実話が映画化!ワシントンポストの社長がニクソン大統領と対決!ペンタゴン・ペーパーズのトレイラーYoutube動画あり!
3/22 (木) フジテレビ 19:57 ~ 20:54 奇跡体験!アンビリバボー【46歳の専業主婦が突然!大新聞の社長に就任!】
番組概要
数年前まで専業主婦だった女性が迫られた国家を揺るがす運命の決断!国民に隠された機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」を公表すべきか?アメリカ政府VS新聞社
「大統領と闘った女」として全世界に知られているキャサリン・グラハムさんをご存知でしょうか。
・「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」オリジナル・サウンドトラック [ ジョン・ウィリアムズ(指揮者) ]
元主婦で何も経験と知識がない状態からワシントン・ポストの社長となりワシントン・ポストを育てたキャサリン・グラハムさんについてご紹介します。
キャサリン・グラハム のプロフィール
名前:キャサリン・グラハム(Katharine Meyer Graham)
生年月日:1917年6月16日
出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク州マウントキスコ
配偶者:フィル・グラハム
子供:ドナルド・E・グラハム、ラリー・ウィモウス、ウィリアム・ウェルッシュ・グラハム、ステファン・マイヤー・グラハム
死亡:2001年7月17日
キャサリン・グラハム 著書
・Historia Personal SPA-HISTORIA PERSONAL [ Katharine Graham ]
・ペンタゴン・ペーパーズ 「キャサリン・グラハム わが人生」より [ キャサリン・グラハム ]
キャサリン・グラハム 経歴
キャサリンさんは、ニューヨーク州マウントキスコでユージンとアグネスのメイヤー夫妻の三女として誕生しました。
とてもセレブな家庭環境で生まれ育ったキャサリンさんの家は、40室もある大豪邸で家族旅行をする時には汽車を全車両貸切るほど裕福でした。
しかし、母親が育児に関心を持つタイプではなかったため、子供時代は孤独に過ごした記憶があるそうです。
キャサリンさんは名門ヴァッサ―女子大学に入学し夏休みは「ワシントン・ポスト」でアルバイトをした経験があることから、新聞へ関心を持つようになりシカゴ大学へと転校し、卒業後にタブロイドの夕刊紙「サンフランシスコ・ニューズ」の見習いの記者になりました。
1939年に「ワシントン・ポスト」の読者投書欄を週休25ドルで担当するようになりましたが翌年の1940年にフィリップ・グラハムさんと結婚し家庭に入り4人の母親になりました。
1963年キャサリンさんの夫であるフィリップさんが亡くなったことがキッカケで「ワシントン・ポスト」の社長兼会長を継ぐことになりました。
当時は女性の社会進出が極めて低い時代だったためキャサリンは手探りで経営再建の道を模索し、新たな読者を獲得するためにクオリティの高い紙面づくりに力を入れました。
1972年、社命を賭けて報道に乗り切った「ウォーターゲート事件」で当時アメリカ合衆国の大統領であったニクソン大統領を辞任へと追いやりました。
政府からの圧力にも屈せず闘いぬいたキャサリンさんは、1977年に自伝である「キャサリン・グラハム わが人生」を出版し、1998年のピュリッツァー賞(伝記部門)を受賞しました。
キャサリン・グラハムさんの最期
キャサリンさんは社業から退いていましたが講演で訪れていたアイダホ州で転倒して頭部を負傷し意識不明のまま帰らぬ人となりました。
2001年7月17日キャサリンさんは84歳でこの世に幕を降ろしました。葬儀にはクリントン元大統領やビル・ゲイツなどが参列し、セレモニーで弔辞を捧げた人物はニクソン政権を中枢で支えたキッシンジャー元大統領補佐でした。
彼とキャサリンさんは当時対立していた仲でありましたが、その後は映画を一緒に見に行くような友人関係だったそうです。
ャサリン・グラハム 家族
キャサリン・グラハム 子供時代
キャサリンさんの父親・ユージンさんはウォール街の投資家として巨万の富を築き世界銀行の初代総裁や連邦準備理事会(FRB)の議長を務めていました。
1933年ユージンさんは念願であった新聞経営をするために、当時破産して競売にかけられていた「ワシントン・ポスト」を82万5000ドルで買収し経営を始めました。
母親のアグネスさんは芸術好きで著名人とも交流があるほど社交的でもありましたが、子育てには関心がなかったようです。
キャサリンさんの1番上の姉・フィレンツェ・マイヤーさんは肖像画写真家として有名な方でした。後に、オーストリアの俳優オスカー・ホモルカさんと結婚しています。
ほかのきょうだいは、ユージーン・マイヤーⅢ(ビル)さん、ルース・マイヤーさん、エリザベス・マイヤーさんです。
キャサリン・グラハム 結婚後
キャサリンさんの夫は、ハーバード・ロースクールで学んだ有能な弁護士・フィリップ・グラハムさんという方で、後にキャサリンさんの父・ユージンさんから「ワシントン・ポスト」を譲り受けます。
1961年にニューズウィークを買収するなど目覚ましい活躍をしますが精神的に病むようになり、公衆の面前でキャサリンさんに対して罵倒したり、不倫騒動や離婚騒動を引き起こします。そして、1963年躁鬱病により散弾銃で自殺をしました。
夫には謎の死を遂げられ大変苦労されていますが、子宝には恵まれ、1943年に長女・ラリー・モリスウェイマスさんを出産し、その後1945年にドナルド・エドワード・グラハムさん、1948年にウィリアム・ウェールズ・グラハムさん、1952年にスティーブン・マイヤーグラハムさんと言う1女3男に恵まれました。
キャサリン・グラハム まとめ
キャサリン・グラハムさんとは、セレブな家庭に生まれたお嬢様でした。
結婚し、主婦になり4人の子どもに恵まれ順風満帆な生活を送っていましたが、ある日、夫が精神的におかしくなり自殺をしたことから人生が大きく変わります。
急遽「ワシントン・ポスト」」の社長兼会長に就任することになり、政治家の汚い力にも屈せず、ただ真っすぐに質の高い報道をすることに力を注いできた結果、人脈も広く国家さえ動かした歴史上に名前を知らしめた女性です。
・キネマ旬報 2018年4/1号 【表紙】 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』トム・ハンクス×メリル・ストリープ 【インタビュー】 平野紫耀(King & Prince)[本/雑誌] (雑誌) / キネマ旬報社
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
公開日: 2018年3月30日 (日本)
監督: スティーヴン・スピルバーグ
ノミネート: アカデミー作品賞、 アカデミー主演女優賞、 さらに表示
受賞歴: ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 作品賞、 Paul Selvin Award
製作: 20世紀フォックス、 ドリームワークス