アサギマダラ(Parantica sita)はフジバカマを好む浅葱色の模様がきれい!海を渡る渡り鳥ならぬ渡り蝶の特徴や画像は?

移動距離は2千キロ!?海を渡るチョウ、アサギマダラが京都に!一体どこから飛んでくるのか?特徴や写真は?

アサギマダラとは?

学術名:アサギマダラ
英語名 :Parantica sita
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
綱 : 昆虫綱 Insecta
目 : チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
科 : タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : マダラチョウ亜科 Danainae
属 : アサギマダラ属 Parantica

●アサギマダラは羽を広げると10センチほどの大きさ

●翅(はね)の内側が白っぽく、黒い翅脈が走っていて翅の外側は前翅は黒、後翅は褐色で、ここにも半透明水色の斑点が並ぶ模様

●オスとメスの区別はつけにくいが、オスは腹部先端にフェロモンを分泌するヘアペンシルという器官がある

●また翅を閉じたときに、尾に当たる部分に濃い褐色斑がある場合があるが、これは性票で雌にはない

●アゲハチョウ科の様にバタバタ飛ばず、ふわふわと飛び、人をあまり恐れずよく目にするため人気が高い

●日本昆虫学会による国蝶選定の際に、ナミアゲハやアオスジアゲハ等と共に候補に選ばれたが結局はオオムラサキが選定された。

●夏から秋にかけ、フジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどのキク科植物の花によく集まり、吸蜜する。ちなみにフジバカマは絶滅危惧種

フジバカマ(藤袴)

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ヒヨドリバナ

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アザミ

●アサギマダラは浅葱色(薄い水色)のまだら模様があることからこの名が付いた

●春に北海道などへ向けて北上し、秋には沖縄や台湾に南下

秋の七草のひとつ、フジバカマ(藤袴)は準絶滅危惧種

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フジバカマは紫色の小花が特徴のキク科の多年草で北海道から台湾まで旅するチョウ、アサギマダラが好む花として知られています。かつては道端に咲く一般的な植物でしたが、現在では環境省の準絶滅危惧種に指定されている貴重な草花です。

京都では地域でフジバカマを守る取り組みがされていて、大原野神社では「藤袴(ふじばかま)サミットin大原野」などが開催されています。

★フジバカマ – RL/RDB:環境省⇒https://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/zukan/?_action=rn091

まとめ

京都の中学校では絶滅危惧種のフジバカマを植える取り組みをしていて、今月9月19日頃に開花し、9月25日ころからアサギマダラが飛来してきたそうです。これから、台湾の方に向けてまだまだ長旅ですね!!