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沖縄料理で有名な魚にシガテラ毒とは?シガトキシン・スカリトキシン・マイトキシンなどの天然の毒素と渦鞭毛層(うずべんもうそう)の関係
10/30 (火) よみうりテレビ 21:00 ~ 21:54 ザ!世界仰天ニュース 絶対に食べるな!!意外な食べ物に猛毒が!!
番組概要
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シガテラ毒とは、熱帯・亜熱帯の地域に珊瑚礁の周辺に住む魚によって起こる、食中毒の総称を指します。
この毒の要因は、シガトキシン・スカリトキシン・マイトキシンなどの天然の毒素であり、海藻に付着する「渦鞭毛層(うずべんもうそう)」と呼ばれている微細藻によって生産されています。
この微細藻を食べた魚からの食物連鎖により、生物濃縮が起こるため、私たちが食べる魚にも毒素が持ち込まれてしまう可能性があるというわけです。
毒素率が多い魚の種類
特に、この毒素を持っている魚は食物連鎖の上位に位置する魚が危険とされており、沖縄県近海においてのシガテラ毒魚の毒性調査では、県内6か所の漁業協同組合で行われ毒素率が高いとされている魚を合計164匹収集し、毒性検査を実地したところ、以下の魚に毒素率が多くみられました。
1位:バラフエダイ(アカナー)
2位:イッテンフエダイ(ヒシヤマトビー)
3位:バラハタ(ナガジューミーバイ)
その他に、オニカマス・ウツボ・マダラハタ(ユダヤ―ミーバイ)・アカマダラハタ・イシガキダイ・キツネフエフキ(ウムナガー)・アオノメハタ(ヤワラ―ミーバイ)などがシガテラ毒を保有しているといわれています。
シガテラ中毒の症状
シガテラ中毒の症状は、手足・口の周りの感覚異常がおきたり、めまい・頭痛・不整脈・吐き気・麻痺・痺れによる運動失調などの神経系障害が主にあり、他に下痢、腹痛、関節痛などが見られます。
中でも、ドライアイスセンセーションといって、冷たい物などに触れると、ドライアイスに触ったような感覚や、電気ショックをうけたような感覚に陥ることが、シガテラ中毒による1番の特徴です。
最初におこる感覚として魚を食べた後に、舌がピリピリ感じることが多いそうです。
シガテラ毒による死亡率
シガテラ毒による死亡率は極めて低く、国内では死亡者は1人もでていません。
しかし、回復には時間を要します。完全に回復するまでには半年から1年くらいかかることもあり、現在の医学ではシガテラ毒に最も適している治療法はないため、時間がかかるそうです。
シガテラ中毒かな?と思った時の対処法
シガテラ中毒は、魚を食べて、しばらくたってから症状が現れます。
数時間後から1日以内には症状があらわれ、軽傷の場合は数日から1週間くらいで治りますが、重症の場合は半年から数年かかったという事例もあります。
魚をたべて気分が悪くなったり、痺れなどを感じたら、早めに病院へ行って対処するほかありません。
また、シガテラ中毒にならないためには、シガテラ毒を保有しているといわれる魚を食べないようにするしか予防法はありません。もしも、食べる場合には肝を避けて食べるように心がけましょう。
シガテラ中毒のまとめ
シガテラ毒を持っている率が高い魚でも、全部の魚がシガテラ毒を保有しているわけではありません。
しかし、見た目で選別することは難しく食べてからしばらくして症状がでるためにシガテラ中毒にかかってしまったかどうかも自己判断するのも難しいでしょう。
心配な方は、シガテラ毒を保有している率が高い魚は食べないようにするのが、1番の対策です。
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