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筒井宣政・陽子夫妻が次女の佳美(よしみ)さんの命を救うために研究開発!30年間で12万人を救った奇跡の医療機器とは?一人でも多くの生命を救いたい
2/1 (木) 関西テレビ 19:57 ~ 20:54奇跡体験!アンビリバボー【小さな町工場の夫婦が12万人を救った奇跡の物語】が放送されます。筒井宣政(つついのぶまさ)さんが起こした奇跡とは一体どんな実話だったのでしょうか。
番組概要
余命10年の愛娘の命を救いたい!医療の素人が不可能に挑戦!独学で試行錯誤の連続!10年間の挫折と戦い…30年間で12万人を救った奇跡の医療機器誕生秘話
筒井宣政(つついのぶまさ)さんについてはこちら
筒井宣政(つついのぶまさ)氏のプロフィール
名前:筒井宣政(つついのぶまさ)
生年月日:1941年 現在77歳
生まれ:名古屋
株式会社東海メディカルプロダクツ 会長
筒井宣政氏はプラスチック樹脂の加工製品を作る小さな町工場を営んでいました。しかし、現在は全く違う業種である医療の会社の会長をされています。そこには実話の感動ストーリーがあったのです。まずは、筒井宣政さんの略歴や受賞歴はこちら
筒井宣政 学歴や略歴 Career
・昭和39年3月 関西学院大学 経済学部卒業
・昭和39年4月 東海高分子化学株式会社入社
・昭和57年6月 東海高分子化学株式会社代表取締役就任
・昭和56年10月 株式会社東海メディカルプロダクツ設立 代表取締役就任
・平成 3年9月 株式会社ヴァーユ設立、代表取締役就任
・平成24年12月株式会社東海メディカルプロダクツ 代表取締役退任 会長就任
筒井宣政 主な受賞歴 Awards
・EYワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2016 日本代表(平成28年6月)
・旭日双光章 受章(平成23年11月)
・高分子学会 平成23年度フェロー受賞(平成23年9月)
・黄綬褒章 受章(平成14年4月)
・名古屋大学 博士課程リーディングプログラム(PhDプロフェッショナル登龍門)客員教授
そんな世界にも認められる実績を残している筒井宣政氏には娘さんがいらっしゃいました。
筒井宣政の次女 佳美(よしみ) さん
佳美さんは生まれつき血液を心臓に上手く送ることが出来ない心臓疾患 三尖弁閉鎖症を患っており、9歳の時に「現代の医学では手術は不可能」で、余命は10年という最終診断を受けていました。それでも筒井宣政・陽子夫妻はあきらめきれず家業で貯めた2000万円を使ってアメリカでの手術を模索しますが無理だとわかります。
娘を救いたい
筒井宣政・陽子夫妻はそんな愛娘を不憫に思い、心臓病の研究へその2000万円を寄付しようとしました。すると訪れた大学病院の主治医から人工心臓の研究を進められました。主治医は「10年も研究を重ねれば理想的な人工心臓ができるかもしれない、もしできなくても、医療の発展に貢献ができるかもしれない。そういうことにお金を使い切ればご両親は満足いくのではないか」という後押しがあり、医療の世界に踏み込むことを決意したそうです。
東海メディカルプロダクツ設立
国や公的機関から研究助成金が受けられるように、昭和56年に株式会社東海メディカルプロダクツを設立。医療の知識も経験もなかった筒井宣政氏は会社を立ち上げたはいいものの、失敗が続き8年の歳月が経っていました。そこで、ようやく動物実験にまでこぎつけることができます。しかし、それだけ高度な医療機器の実用化には数十億円もの莫大な費用がかかることが判明し、断念せざるを得ない状況でした。
娘・佳美(よしみ)の言葉
余命10年と言われていた佳美(よしみ)さんは高校に進学することが出来ました。少しでも宣政さんの会社を手伝いたいとパソコンを勉強したり知識を得ようと勉強したそうです。断念せざるを得ない絶望的な状況のときにも、一番辛いはずの佳美さんは宣政さんに「これからはその知識を病院で見かけた心臓病で苦しんでいる子供たちのために使って」と伝え、励ましたそうです。
IABPバルーンカテーテル
そんな時、宣政さんIABPバルーンカテーテルの医療事故の話をよく聞いたそうです。当時、日本の技術では作ることが出来ず輸入品に頼っており、それが日本人のサイズには合わないため合併症を引き起こしていたのです。そこで、人工心臓開発で培ったノウハウを活かして、努力に努力を重ねて、ついに平成元年の冬に国産初のIABPバルーンカテーテルの実用化に成功します。そして、そのバルーンカテーテルが今日に至るまで多くの命を救っているのです。
株式会社東海メディカルプロダクツwiki基本情報
会社名 :株式会社東海メディカルプロダクツ
英語表記:Tokai Medical Products, Inc.(T.M.P.)
設立 1981年
代表者 :代表取締役社長 筒井 康弘
資本金: 8475万円
業務内容 :医療機器の開発、製造および販売
関連会社 :東海高分子化学株式会社 株式会社ヴァーユ
HP:http://www.tokaimedpro.co.jp/
会社の創業理念
創業の精神
一人でも多くの生命を救いたい
娘・佳美(よしみ)さんは心臓疾患による合併症により平成3年12月に亡くなりました。バルーンカテーテルでは佳美さんの難病を治すことはできなかったのです。しかし、娘さんからの一言「これからはその知識を病院で見かけた心臓病で苦しんでいる子供たちのために使って」、そして、「娘に使用しても安全な医療機器、カテーテルの開発を」という強い思いは「娘の為」から「患者さん」のために変わり、そして現在は創業の精神・企業理念の「一人でも多くの生命を救いたい」という言葉の中に今も生き続けています。現在、そのバルーンカテーテルは海外29カ国に輸出されており、小児用のバルーンカテーテルで小さな子供の命も救っているそうです。