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腸チフスのメアリーが怖い!腸チフス菌(サルモネラ)の脅威!インド料理店のお弁当で東京大パニック寸前!
3/20 (火) 日テレ 19:56 ~ 22:54 ザ!世界仰天ニュース 一瞬で30kg増!今夜何かが起こる(秘)生放送3時間SP!▽東京パニック寸前…調理人が保菌し生サラダで次々感染▽東京パニック寸前!弁当店で調理していた人物が危険な菌を保菌!気づかぬ内に感染が広がる恐怖
腸チフスとは
腸チフス(ちょうちふす)は、サルモネラの一種であるチフス菌 (Salmonella enterica var enterica serovar Typhi) によって引き起こされる感染症の一種です。
一般のサルモネラ感染症とは区別され、チフス性疾患と総称される。
腸チフスは、症状が治まり良くなったあとも体内にチフス菌が留まり菌を輩出し続ける無症候性キャリアというものが一定の割合あります。
なんと、治療後も1年間ほどチフス菌を排出する場合があるので知らない間に感染者を増やしてしまうので注意が必要です。
感染源は汚染された飲み水や食物などである。潜伏期間は7?14日間ほど。
腸チフス 感染経路
感染経路は主に経口感染で、無症状病原体保有者や腸チフス発症者の大便や尿に汚染された食物、水などを通して感染します。
その他の感染経路の報告として、
・接触感染や性行為、下着
・胆嚢保菌者から
・ネズミの糞から
が挙げられています。
腸チフス菌は上下水道が整備されていない発展途上国での流行が多く、国内では衛生環境の整った先進諸国からの海外渡航者が感染し、輸入感染症と呼ばれる自国に持ち帰るケースが多く、国内で発生するのは現代では少ないです。
腸チフス菌が蔓延する原因は手洗いの不十分な状態での食事や、糞便にたかったハエが人の食べ物で摂食活動を行ったときに、病原体が食物に付着して摂取されるため、アフリカ、東アジア、東南アジア、中南米、東欧、西欧など衛生環境の悪い地域や発展途上国で発生して流行を起こす伝染病として認識されています。
腸チフス 症状
腸チフスに感染すると7-14日すると症状が徐々に出始めます。
その症状は腹痛や発熱、関節痛、頭痛、食欲不振、咽頭炎、空咳、鼻血など。
3-4日経つと症状が重くなり、40度前後の高熱を出し、下痢(水様便)、血便または便秘を起こす
バラ疹様皮疹と呼ばれる腹部や胸部にピンク色の斑点が現れる症状が現れる場合があります。
腸チフスの発熱は「稽留熱(けいりゅうねつ)と呼ばれ、特徴は高熱が1週間から2週間も持続するため体力の消耗を起こし、無気力表情になる(チフス顔貌)
また重症例では、下記の様な症例があります。
・熱性譫妄などの意識障碍や難聴
・腸内出血から始まって腸穿孔を起こし、肺炎、胆嚢炎、肝機能障碍
腸チフス 日本
1993年 首都圏で50名の腸チフス患者
2013年 日本では感染経路不明な海外渡航歴の無い患者の発生増加が報告
2014年9月10日 東京都千代田区麹町のカレー(インド料理)店「DIPMAHAL(ディップマハル)」が原因となった集団食中毒
ディップマハル(インド料理)店での被害
2014年9月10日に発生した腸チフスによる集団食中毒です。海外に帰国していた調理従業員が腸チフス菌が多発している地域で長期間滞在し、日本に戻りまた調理をしたことにより男女計8名の患者を出しました。
幸い、適切な対処と治療とにより大事には至りませんでしたが、年間60名ぐらいは腸チフスの感染方向があるそうです。
腸チフス 予防
特に、発展途上国に行く際は火がきちんと通ったものだけを食べるようにし、手を石鹸やアルコールできちんと消毒してから食べるようにしましょう。
腸チフスのメアリー・マローン事件
1900年代初頭、メアリー・マローンは体内にチフス菌を持ち続けていました。そんなメアリーの職業は家政婦で、体内に保菌した状態で料理を作り、6件の家で感染者を出し警察に拘束されてしまいました。
その後、すぐに解放されましたが、メアリー・ブラウンは自分が保菌しているのを知りつつ、メアリー・ブラウンという偽名を使い、再び病院で働き続きました。
結局25名の感染者を出し、死者2名を出す惨劇となりました。
メアリーはこのことから、腸チフスのメアリーあるいはチフスのメリー(Typhoid Mary、タイフォイド・メアリー)という通称で知られています。
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