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グロリオサとは?園芸植物として市販されているユリ科の植物に注意!別名ユリグルマ、キツネユリ
グロリオサとは?
グロリオサとは園芸植物としても販売されている熱帯アジア及びアフリカ原産の多年生植物です。英語ではGloriosaと言います。
ユリグルマやキツネユリとも呼ばれているようです。妖艶で可憐な雰囲気の花を咲かせ、生け花にも重宝され、高知県では観賞用の球根の商業栽培が行われています。
しかし、このグロリオサの球根にはコルヒチンやグロリオシンという毒(アルカロイド)という毒性があり、有害植物として恐い側面も持っています。
その見た目がヤマイモと酷似していることから、食中毒による死亡事故も発生しているので、球根はどんな見た目なのか、また庭で観賞用として栽培する際は十分に注意しておく必要がある植物です。
改めてグロリオサの基本情報についてみてみましょう。
グロリオサ wiki情報
Gloriosa rothschildiana
分類(APGIII)
界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 Monocots
目 : ユリ目 Liliales
科 : イヌサフラン科 Colchicaceae
属 : グロリオサ属 Gloriosa
また、どんな花を咲かせるのか、そしてその球根はどういう見た目なのでしょうか。
グロリオサの花の画像
グロリオサの球根の画像
たしかに山芋に似ていますね。
ちなみにこちらが山芋の画像です。
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View this post on Instagram庭をちょっとお片付け~4年前にむかごから育てたほぼ放置山芋を確認してみました!あれ?こんなもんか…鉢がちっちゃかったみたいです…今度は花壇に植えて放置します!! #むかご #山芋
グロリオサ 食中毒の症状
食中毒の症状としては、腹痛や下痢などが挙げられているようです。
しかし、全くあなどれない食中毒で、2007年に静岡県で、そして、2020年に鹿児島県で自宅で栽培していた球根を食し、死亡事故の発生が報告されています。
ともにヤマノイモやナガイモに似ているという理由から食してしまったそうですが、のちに尿からグロリオサの毒成分が検出されたそうです。
ジャガイモのソラニンやイヌサフランやスイセンなども食中毒を起こす事で知られていますが、よく分からない球根類は安易に食べないように十分に気を付けなければいけません。
そして人間だけではなく、犬や猫などペットにも注意が必要です。球根で遊んでいて犬が食中毒を起こすなどの報告もあります。
ペットを飼っている人にも是非、知っておいてほしい情報です。
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