スポーツ貧血や溶血性貧血とは?足の裏で血液が壊れる病気が怖い!スポーツと貧血の関係や鉄剤注射原則禁止について

スポーツ貧血や溶血性貧血の症状や治療方法は?異常な疲れを感じたら貧血かも?世界仰天ニュース

 

1/29 (火) 日テレ 21:00 ~ 21:54 ザ!世界仰天ニュース スタジオ騒然!天才イケメンピアニスト自閉症の困難と奇跡

 

 

番組概要
超天才イケメンピアニスト紀平凱成(17)。5歳で突然ピアノ弾く…自閉症の困難と奇跡!▽女子バレー部のエースを襲った異常なだるさ…原因は足の裏の血液にあった!

 

 

ある少女に起こった異変

スポーツで健康になるはずが、スポーツが原因で病気になることもあるそうです。

 

 

2007年、関東地方に住む女の子はバレー部のキャプテンで将来を有望されていました。

 

 

しかし、あることで悩んでいたそうです。それは、とても疲れやすいこと・・。

 

 

試合では大活躍するのですが、試合が終わると立っていられないほど疲れているのだそうです。

 

 

自覚したのは、バレー部に入部した二年前でした。

 

 

 

もともと、小学生の頃、県の最有力選手にも選ばれたことがあったそうですが、小学生の時にはしたことがない走り込みの練習では人より何周も遅れるほど体力が低下していました。

 

 

練習後は疲れ果てて話も出来ず、身体がだるくていつも横たわっていたそうです。

 

 

体力をつけるため、食事は人一倍食べるように努力したそうですが、練習後の体力低下は改善せず、練習態度が悪いと怒られることもあったそうです。

 

 

怠けているだけだろうと誰にも理解してもらえず、疲れるのは努力が足りないからだと思い頑張っていた少女は、実は足の裏に原因がある病気を患っていたのです。

 

 

原因が解明

それでも2年間、苦しさに耐え、我慢し頑張っていましたが、症状はひどくなり、階段を上がるだけで苦しくなりました。

 

 

そして、慢性的な頭痛に加え、一日中感じる眠気が彼女を襲います。

 

 

しかし、遂に病気の謎が明らかになるときがきました。

 

 

中学最後の大会を間近に控え、チーム練習のため高校のチームと合同練習がありました。その日はさらに疲れが酷い状態でした。

 

 

すると、高校の指導者が彼女の状態に気づき、今すぐ練習を辞めさせましょうと病院に行くことを進めました。

 

 

一体、少女に何が起こっていたのでしょうか。

 

 

ヘモグロビン値に異変

自宅近くのクリニックに連れて行かれ検査すると、ヘモグロビン値が正常の半分もない酷い貧血の症状でした。

 

 

貧血は血液中の赤血球数やヘモグロビンの濃度が低くなった状態で、ヘモグロビンは酸素運搬の役割をになっています。

 

 

ヘモグロビンが少なくなると身体は酸素不足の状態になり、めまいや頭痛、息切れや倦怠感という様々な症状が現れます。

 

 

赤血球の材料となる鉄分が不足した状態で、身体が急に成長する時期は、血液や筋肉の増強とともに鉄分が不足する時期で特に注意が必要になるのだそうです。

 

 

そして、女性の場合、月経もあり貧血が起きやすいといいます。

 

 

鉄分は体内では作れないので食事で取るほかありません。

 

 

少女の場合は食事を多く取る様に努めていました。では、原因は何だったのでしょうか?

 

 

スポーツ貧血

彼女の場合は「スポーツ貧血」という激しいスポーツで引き起こされる貧血が原因だったのです。

 

 

スポーツ選手は活動量が多く、それに伴い多くの酸素が必要になります。そのためにはより多くの鉄分が必要になります。

 

 

運動中には大量の汗をかき、鉄分は汗とともに体内に輩出されるので、慢性的な鉄分不足に陥ってしまうというのです。

 

 

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スポーツ貧血 治療法は?

少女の場合、薬を処方され、激しい運動は二週間控えるというものでした。

 

 

貧血の状態で激しい運動をすると、心臓に過度の負担をかけ、心不全の危険もあるのです。

 

 

その後、この少女は処方された鉄剤とビタミンCの薬を飲み、ヘモグロビン値もある程度元に戻り練習に復帰すると、身体が信じられないぐらい軽く、楽だったそうです。

 

 

溶血性貧血とは?

足裏に衝撃を受けることで血管の中で赤血球が壊れることがあるそうです。

 

 

これは「溶血性貧血」と言われているのですが、少女の場合もバレーボールのジャンプの衝撃や長距離走など貧血発症の一因となっていたのではないかということです。

 

 

この「溶血性貧血」の症状を訴えるスポーツとして、陸上長距離走、バスケットボール、剣道や空手、バレーボール、体操などに多いそうです。

 

 

この少女は症状も収まり、治療後は中学でも県選抜に選ばれるほどになったそうです。そして、現在は、症状もなく改善したそうです。

 

 

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鉄剤の誤った使用方法

最近、大きなニュースになった問題ですが、病気でもないのに競技成績を上げるために鉄剤注射を行っているとチームがあるという問題が取り上げられました。

 

 

日本陸連も問題視し、「鉄剤注射を原則禁止」の措置を取りました。

 

 

JOCの強化スタッフだった内科医スポーツドクターの栗原隆医師は、これは、限りなくドーピングに近い行為だと語ります。

 

 

鉄分が過剰に摂取されると、肝臓の障害や骨軟化症など、さまざまな臓器に鉄が沈着し臓器障害を起こす副作用が発生します。

 

 

体に異常を感じたら医師と相談し、適切な治療を行うようにしましょう。

 

 

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