アライグマで死の病?レプトスピラ症やアライグマ回虫症がヤバすぎる!アライグマ感染症の感染経路や症状、予防方法は?生態や捕獲時の注意点は?

レプトスピラ症やアライグマ回虫症はアライグマが原因で感染?野生化したアライグマに要注意!

 

6/12 (火) 日テレ 21:00 ~ 21:54  ザ!世界仰天ニュース お風呂場のオモチャで次々肺炎&10年前アレに触って肝臓破壊

 

番組概要
▽気づいた時には命の危機!10年以上前に触ったアレが原因で肝臓が破壊!恐怖の殺人寄生虫が日本にいた!▽サメと格闘した男の実写…になぜか爆笑!▽アライグマで死の病

「命奪う危険な生物SP」▽お風呂場によくあるオモチャが原因で、子供達が次々肺炎に!オモチャの中には信じられない数の菌があった!▽衝撃実写…ある男性が海でサメにかみつかれた!絶体絶命…のはずが、なぜか周囲は大爆笑!一体何が?▽自覚症状なし…気づいた時には命が危ない!10年以上も前に触ったアレが原因で、肝臓が破壊された!恐怖の殺人寄生虫の正体とは▽ショック死も…!鎌倉で大量に打ち上げられた猛毒クラゲ

 

ラスカルはあんなにも愛くるしく、可愛いのに、なんと人間にも感染するレプトスピラ症やアライグマ回虫症など感染症を保有しているというのです・・・。

 

 

野生化したアライグマを見てもむやみに触らないようにしましょう。

 

アライグマとは

アライグマはもともと日本に生息していませんでした。

 

 

 

 

1977年のアニメ「あらいぐまラスカル」で一躍人気となり、ペットとして大量に日本に輸入されました。

 

 

 

そのペットが野生化したものが各地で生息している状態です。

 

 

 

 

そもそも、アライグマとはどんな動物なのでしょうか?

 

 

 

 

アライグマは、体重5~12kgの小型~中型の哺乳類に分類され、夜行性で、南北米の温帯から熱帯に生息している動物です。

 

 

 

 

雑食性で、スイカなどの果物や農作物、ネズミなどの小型の哺乳類やカエル、ヘビ、魚類、さらに人間の出す生ゴミも餌にするため、日本で容易に生息可能となっています。

 

 

 

アライグマは確かにかわいらしい姿をしていますが、生態系に影響を与え、農作物被害や家屋侵入など、様々な社会問題を引き起こしています。

 

 

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そんなアライグマがもたらす病を知れば、決して可愛いだけで安易に触ろうとはしないはずです。

 

 

 

アライグマの感染症には次の様なものが挙げられます。

 

レプトスピラ症とは

ワイル病、秋やみなどに代表されるレプトスピラ症(leptospirosis)は、病原性レプトスピラ感染に起因する人獣共通の細菌(スピロ ヘータ)感染症のこと。

 

 

 

 

病原性レプトスピラはドブネズミやアライグマなどの腎臓に保菌され、尿中に排出されます。

 

 

 

 

ヒトは、保菌動物の尿で汚染された水や土壌から経皮的あるいは経口的に感染します。

 

レプトスピラ症 症状

レプトスピラ症は急性熱性疾患であり、軽症型から、黄疸、出血、腎障害を伴う重症型(ワイル病)まで多彩な症状が出ます。

 

 

 

5 ~14 日間の潜伏期を経て、発熱、悪寒、頭痛、筋痛、腹痛、結膜充血などが生じ、第4 ~6 病日に黄疸が出現したり、出血傾向が見受けられます。

 

 

 

 

中南米、東南アジアなどの熱帯、亜熱帯地域での流行があり、時期は東南アジアの場合は7 – 10月に集中しているそうです。

 

アライグマ回虫症とは

アライグマ回虫(学名:Baylisascaris procyonis)は、北米のアライグマに普通に見られる寄生虫で、成虫は小腸に寄生しています。

 

 

 

 

雌の成虫によって産卵された大量の虫卵は、糞便を通じて外界に放出され、約2~3週間で感染力を持つ幼虫包蔵卵まで発育します。

 

 

アライグマ 症状

「感染幼虫包蔵卵」をアライグマではなく、ヒトやネズミ、ウサギ、鳥類などが経口摂取すると、幼虫が急速に成長しながら体内を移動します。

 

 

 

 

特に、眼及び中枢神経系に移動して幼虫移行症を引き起こし、重篤な脳神経障がいの原因になることが知られています。

 

 

 

 

 

米国においてはアライグマ回虫を原因とする重症脳障がい患者や死亡例も存在しています。

 

 

アライグマの感染症 予防方法は?

予防方法は何といっても直接の接触を避けることです。

 

 

 

野生のアライグマを見かけた際は、直接触らず、糞や尿で汚染された場所には近づかないようにしましょう。

 

 

 

アライグマを捕獲したりする際の留意点は下記の通りです。

 

 

・長袖、長ズボン、手袋を着用する。使用した衣服は洗浄し、煮沸等による消毒を行うのが望ましい。

・手などに傷などがある場合は個体を扱わない。

・噛まれたり引っかかれたりしないよう注意する。

・血液、唾液、排泄物に触れない。

・手洗いの徹底。

・作業に使用した器具・機材等を扱うときには、素手では触れず手袋を使用する。

・作業に使用した機材は、洗剤で洗浄後、消毒剤で消毒し、バーナー等で一度焼くか煮沸することが好ましい。

・残渣の焼却等による衛生的な処理。

 

参考文献:「アライグマ防除の手引き(計画的な防除の進め方)」 環境省

 

 

アライグマ回虫の虫卵を死滅させる方法は唯一、焼却・煮沸などの高温での処置のみが有効だそうです。

 

 

 

薬剤ではほとんど効果がないということを覚えておきましょう。

 

 

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