溶血性レンサ球菌(溶連菌)という人食いバクテリアが怖すぎる!感染経路や自覚症状・予防方法は?劇症型溶血性レンサ球菌感染症の恐怖



人食いバクテリアは劇症型溶血性レンサ球菌感染症のことだった!原因菌の溶血性レンサ球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)、略して溶連菌(ようれんきん)とは?

溶血性レンサ球菌(溶連菌)とは

溶血性レンサ球菌(溶連菌)とは、ごくありふれた病原菌・常在菌の一種で、子供の15-20%は喉に保菌している菌で、大人も3%ほどが喉に保菌しているそうです。

そして、通常の健康状態の場合、体内に侵入したとしても、ほとんどの場合、免疫力で死滅します。

しかし、免疫力が低下していたり、免疫力の弱いお年寄りや子供、妊婦の場合、重症化してしまう場合があります。

これが、劇症型溶血性レンサ球菌感染症、いわゆる人食いバクテリアと呼ばれているのです。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、通称、人食いバクテリアと呼ばれています。原因となる菌は、上で述べた、日常に普通に存在する溶血性レンサ球菌(溶連菌)ですが、これが、重症化すると劇症型溶血性レンサ球菌感染症(人食いバクテリア)になります。

人食いバクテリアの状態になると、短期間で体の一部が壊死します。他の臓器に感染すると、黒く壊死します。

人食いバクテリア 致死率

国立感染症研究所が公表したデータによると、2012年に比べ、その数はおよそ4倍。そして、2017年11月まで時点で、過去最多の493人が感染しました。

そして、その致死率はおよそ30%と言われています。

過去に比べて増えている要因は、必ずしも、かかった患者数が何らかの理由で増えているとは限らず、人食いバクテリアが認知され、広まってきたことも要因のひとつとされています。

人食いバクテリア 感染経路

人食いバクテリアの感染経路は、飛沫感染と接触感染が挙げられます。喉や皮膚から感染し、体内に侵入します。人から人への感染はないとされています。

人食いバクテリアを起こす細菌は、虫刺されや切り傷から感染します。人間の体は下記の様な層で守られています。

1. 皮膚
2. 脂肪層
3. 筋膜
4. 筋肉
5. 血管

わずかな傷口から体内に侵入し、組織を壊しながら細胞を壊死させていきます。(壊死性筋膜炎)

そして、血管に到達してしまうと、血液と共に全身に菌が回ってしまい、肺や肝臓などの臓器の機能が著しく低下してしまうのです。

この人食いバクテリアのとてもやっかいなのが、壊死するスピードです。

最初は、虫刺されの様な赤い範囲が3㎝程度だったにもかかわらず、たった2.3時間で赤黒い変化を伴い広範囲へと広がったそうです。

人食いバクテリア ある女性の症例

人食いバクテリア 自覚症状や初期症状は?

最初はいつもの風邪だと思っていたそうです。初期症状は軽く、微熱と扁桃腺が腫れてきた程度でしたが、翌日には水も通らないほど扁桃腺が腫れ、すぐに病院で膿を取り除く処置を受けました。

しかし、その5日後、胸に激痛が走ったそうです。人食いバクテリアは胸へと広がっていたのです。

すでに胸で化膿して腐っている状態でした。

壊死した細胞の除去に成功しましたが、女性は5カ月もの入院を強いられたそうです。

人食いバクテリア 予防法

溶血性レンサ球菌(溶連菌)は日常に存在する常在菌なので、自身の免疫力を上げ、感染しない様に心がけるしかありません。

傷があるときはプールや川・海・お風呂などに入らない、清潔に保つなど、菌は人の目には見えないので基本的な事で予防するしかないのが現状です。

人食いバクテリア 特に注意が必要な人

特に、注意が必要な人は下記のような人です。

・お年寄りや乳幼児・子供
・妊娠中、あるいは出産直後である
・糖尿病、肝硬変、慢性腎臓病、がんなど
・免疫抑制薬を服薬している
・アルコールの摂取量が多い
・ウイルス感染症にかかっている(インフルエンザ、水ぼうそうなど)

初期症状は風邪と似ていますが、急速に全身がだるい、局所的に赤い腫れが広がるなどした場合はすぐに医療機関へ行くようにしてください。

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